古文が苦手な人必見!共通テストまでに身につけておきたい3つのチカラ

古文

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古文が苦手な人の共通の悩み

「古文が苦手…」そう感じている方は多いですよね。

そういう方は、

単語や文法を覚えても文章が読めない
主語が分からず、意味がつかめない
現代語訳を見ても理解が浅く、問題が解けない

という悩みを、抱えているのではないでしょうか?

特に共通テストの古文は、短時間で正確に内容を読み取る力が求められます。
「どこから手をつければいいのか分からない」という受験生も少なくありません。

でも、安心してください。
古文が苦手でも、共通テストまでに3つのチカラ を身につければ、得点力は伸ばしていけます。

 

身につけたい3つのチカラ

1.   古文単語をイメージで捉えるチカラ

ただ単語帳を丸暗記するだけでは、文章を読むときにスムーズに理解できません。
古文単語は 意味をイメージで覚える のがポイントです。

よく「『あはれ』と『をかし』の違いはなんですか?」と聞かれますが、イメージは下記の通りです。

  • あはれ
    【意味】しみじみとした感動、悲しさや美しさを感じる気持ち

例:沈む太陽はきれいだな…なんだか寂しい気持ちになってきた(対象を見る事で湧き出る感情)

  • をかし
    【意味】趣深い、面白い、美しい、滑稽だ

例:沈む太陽はきれいだな…赤い太陽の光が海面にうつってゆらゆらしていえるから、キレイに見えるんだな(対象を客観的に見て分析している)

 

また、声に出して覚えたり、現代語で例文を作ると、理解が定着しやすくなります。

こちらの本は、「ゆる語訳」として現代風の言葉でも表現されているので、イメージがつかみやすです。

 

2.    主語を補って読むチカラ

古文は主語が省略されることが多く、主語が分からないと文章の意味がつながりません。
共通テストでは、主語を正しく判断する力が得点に直結します。

 

主語を判断するヒント

  • 敬語の使い方 → 誰が誰に対して話しているか
  • 人物関係 → 登場人物の名前や立場を把握
  • 場面展開 → 物語の流れから自然に補う(接続助詞に注目)

 

文章を読むときは「主語は誰か?」を意識して、空欄に補うつもりで読むと理解が格段にスムーズになります。

 

3.    設問から逆算して読むチカラ

共通テストの古文は、設問の意図に沿って読むことが得点への近道です。
しかし、本文を最初から最後までじっくり読もうとすると、時間がかかります。

そこで、文章を効率読むことが重要になってきます。

効率的な読み方

  1. リード文、注釈、設問を先に読む
  2. 問われている内容を意識して本文を読む
  3. 該当部分を見つけて解答

 

ここで注意すべきは、「選択肢を読まない」ということです。
選択肢は、誤りの方が多いわけですよね。
間違った選択肢に引っ張られて、本文を読み誤ることのないようにしましょう。

 

実践!3つのチカラを鍛える勉強法

以上の3つのチカラを鍛えるために、下記のことを実行していきましょう!

古文単語 → 毎日10分、声に出して覚える
主語を補う練習 → 短文の現代語訳を作ってみる
設問から逆算する練習 → 共通テスト過去問で、設問を先に読んで本文を読む

私は特に、声に出すことをオススメしています。

声に出すことで、耳からも情報を伝えることができます。
私は、文章を目で追い、読んでいる部分を指でなぞりながら、声に出して学習をしていました。
私は緊張しいで、試験の時なども文章をいくら目で追っても頭に入ってこない…ということが悩みでした。
しかし、指で文章をなぞることで、目が滑ってどこを読んでいるのかわからないということが無くなりました。
また、指の感覚に集中することでフワフワした緊張が落ち着いてくるのも感じました。
※先日、漢字検定を受けた時にも実践しました。

声に出して読むことによるメリット

  • 声に出して読むことで、文章の句切れや品詞分解が身についてくる
  • 決まり文句のような言い回しが分かってくる

それによって、読解スピードと正答率がアップしていきます。

声に出して読む際のポイント
歴史的仮名遣いの読み方、品詞分解を意識して読む(ただお経のように読むと効果は薄い)

とはいっても、「苦手すぎて読み方が分からないから読めないよ…」という方は、次の方法を試してみてください。

読み方がわからなすぎて無理…な時

  • 間違えてもOK!声に出してみることが大事
    「あはれ」を「アワレ」ではなく「アハレ」と読んでしまってもかまいません。
    声に出すと、「アハレ」って言いにくいと気付くでしょう。
  • 現代語訳付きの文章から始める
    一文ずつ 本文→現代語訳 と音読してください。
    繰り返すうちに、現代語訳に対応する語がわかってきます。

「声に出すと集中できなくなる」など、向かない方もいると思います。
「ひたすら書く方が覚えられる」という方もいるでしょう。
自分に合った学習方法を、見つけてみてください。

まとめ

いかがでしたか?

古文は「センス」ではなく、正しい勉強法で克服できます。
今日から意識できる 3つのチカラ は以下の通りです。

1. 古文単語をイメージで捉える力
2. 主語を補って読む力
3. 設問から逆算して読む力

まずは一つずつ、今日から取り組んでみましょう。
少しずつでも確実に得点力が上がります。

「古文だけに時間なんて、とれないよ!」という気持ちもわかります。
一日10分だけでいいので、古文に時間を使ってみませんか?

こちらは映像授業と組み合わせて、分かりやすく短期間で古文を習得できる内容となっています。

この記事を書いた人
あずき

40代、一児の母
通信制高校の国語教員

生徒が「呪文にしか見えない」という古文・漢文に、少しでも興味を持ってもらえたらと作品についてとことん調べています。

自分の生徒には直接伝えられるけど、
聞きたくても聞けない…などと困っている方にも届けたくて、ブログを始めました。

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