論語「性相近きなり」(陽貨 第十七 2)現代語訳・解説|孔子が教える「習慣」と「環境」の力

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はじめに

今回は論語の「性相近きなり」について解説をしていきます。

孔子が言いたかったのは、「人間、生まれた時の差なんて、みんな似たようなものだ」と。
差がつくのは、その後の過ごし方。つまり「習慣(習ひ)」であるというのです。

この記事では、現代語訳とともに分かりやすく解説していきます。
孔子流「自分磨きの本質」を、読み取っていきましょう。

 

論語とは、孔子とその弟子たちによってまとめられた言行録。

編名:よう…魯の政治家である陽虎の別名と言われている。孔子を雇おうと思ったが、実現しなかった。このパートでは、陽貨とのやりとりや悪口などが書かれている。似た者同士の部分もあり、だからこそ反発する気持ちがあったのではないかと言われている。
※編名とは、長い文章をいくつかのパートにわけた部分に付けられた名前

論語「性相近きなり」(陽貨 第十七 2)現代語訳・解説

 

白文・書き下し文(読み仮名付き)・現代語訳・語句解説

子曰、
く、
【訳】先生が言うことには、

男性に対する敬称。ここでは先生の意味で、『論語』においては孔子を指す。
曰はく、 言うことには

「性相近也。
せいあいちかきなり。
【訳】「先天的に持っている性質は、互いに似ているものである。

「性 先天的に持っている性質
互いに
近き 似ている
なり。 ~である

 

習相違也。
習ひ相遠きなり。」と。
【訳】後天的に身に付けるものは、大きな隔たりがあるものである。」と。

習ひ 後天的に身に付けるもの
互いに
遠き 似ていない
なり。」 ~である

 

人は生まれ持った性質は、似ていてそれほど違いはない。しかし、その後の習慣や環境によって大きな差が生まれると言っています。

 

まとめ

いかがでしたでしょうか?

孔子の言葉を読んで、大切なのは、今日これからどんな本を読み、どんな言葉を使い、どんな人と過ごすかだと感じることができたのではないでしょうか。その小さな「習(ならい)」の積み重ねが、数年後のあなたを、今のあなたから遠く隔たった「高み」へと運んでくれると思います。

あなたは明日から、どんな新しい習慣を身につけますか?

この記事を書いた人
あずき

40代、一児の母
通信制高校の国語教員

生徒が「呪文にしか見えない」という古文・漢文に、少しでも興味を持ってもらえたらと作品についてとことん調べています。

自分の生徒には直接伝えられるけど、
聞きたくても聞けない…などと困っている方にも届けたくて、ブログを始めました。

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